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【Mission XXX Mission-02】 Mission XXX Mission-02 触れ得ぬ男 ―異能消失事件― つまるところ、これは鬼ごっこのようなものなのだ。 人気のない大通りを小走りに走りながら、皆槻直はようやくそういう認識に立ち至った。 事前の準備を整え、あらかじめ相手の行動を把握して、こちらにとって最も都合がいい場所で戦いを始めた。 色々と付随する要素はあれど、こちらが狩る側で向こうが狩られる側、そういう狩のようなものであった。 いや、そうだと認識していたのだ。 (道理で色々と噛み合わない感じがしたはずだよ) そう、現状が「狩のようなもの」でなく「鬼ごっこのようなもの」として考えればすべて得心がいく。 なにしろ相手とこちらの間には「触れられたら負け」という関係性があるからだ。 疑いようもなく向こうが鬼で、それによる当然の帰結としてこちらの役どころは鬼から逃げる哀れな子供となる。 あまり愉快な話ではないが、さっきから後手後手に回り続けているこの状態もこれで納得できるというものだ。 「またか…!」 うんざりしたように呟き、直は後ろに大きく跳ぶ。隣のビルの壁に走るパイプを伝い伝うように滑り降りた人影が目の前に降り立った。 「そういう所も鬼役にぴったりだね、まったく」 余裕を見せ付けるかのように散歩する程度の歩みで近づいてくる人影を見やり、左の道へと入り込んだ。 そう、先程からどこに行ってもすぐに先回りされている。 偶然、といって済ませるには数を重ねすぎている。異能というのはもっとありえないだろう。一人の持つ異能は一種類のみというのは異能の大原則の一つであり、相手の異能を考えてもこれは能力の応用で済む範囲を超えている。機械的な何か…というのも考えにくいだろう。相手と自分とは先程の遭遇が初対面であり、しかもその後も相手の異能を警戒して常に十分距離をとっている。 そうなると残る可能性は経験が導き出した一種の技術的なものか、それとも勘という「その他の理由」と同義っぽい言葉か。 (これ以上は分からないね。ミヤだったらあるいは…だけど) だがそれは今言っても仕方のないことだ。 この戦いには宮子は関わらせたくないということはこの場に赴く前に決心していた。それは今この時も変わってはいない。 それに、追う立場が追われる立場に変わってもこれまでの状況から見る限りさして問題はない。 追い立てるか、誘い込むか。 言葉がどうあれ、今やるべきことは変わりはせず、その遂行も割とシビアではあるが十分果たせそうだからだ。 事前に頭の中に叩き込んだ地図を脳裏に留め、直は足早にその場から走り去った。 中華料理店『神龍閣』。 学園都市島の中の料理屋ヒエラルキーの中で頂の一つに数えられる店である。 その三階に案内された直は下座の席に座り、見るともなく外の景色に目をやっていた。 「高級店の個室とはこういうものなんだね」 すぐ下の階の喧騒すら、流れる緩やかな音楽を妨げない微かな波のさざめき程度にしか聞こえない。 正直、少し気が重かった。 回りくどい連絡手段で「話がしたい」と伝えられ、待ち合わせの場所に来てみれば待っていたのは相手でなくハイヤー。 見るからに場違いなこんな店に連れてこられ、挙句予約の名前は偽名ときた。 子供でも分かる。ここで聞かされるであろう話は極めて面倒なものだろう、と。 (いっそもう帰るという選択肢もあるのだけれど) いや、むしろハイヤーなんぞに来られた時点で断っておくべきだったか。 だが……たとえ面倒なものだとしてもその先の話に興味がない、といえば嘘になる。 相手が私の何を必要としているのか?それは私の力に他ならないだろう。 相手が用いることのできる力に比べれば私の力など掃いて捨てる程度にしか過ぎないという大きな疑問はあるのだが、かといって私にそれ以外の何を欲するのかと考えてみればどの要素を考えてみても差は桁違いに開く。そうなると自ずと結論は決まってくる。 「あれだけの手駒を持っていてなお私の力が必要なのだとしたら」 そんな敵との戦いがありうる、そう想像しただけで胸の高まりを抑えることが難しい。宥めるようにそっと心臓の上辺りをなぞるように撫ぜてみる。 それに、私を呼び出した相手のことも多少は気になっていた。 直接話をしたことこそないが、噂は色々伝わってくる。少なくとも、こんな回りくどい行動はしそうにない人間だった。 (ああ、そういえば確か割とわがままな性格、だったかな) もし用件が想像と違ってつまらないものだったらどうしてくれようか。 彼女のことを考えるなら、今のうちに矯正してあげるほうがいいのかもしれない。 (…いや、やっぱりまずいかな、それは) どうにも、期待に反して下らないことで時間を潰されたからというのは私怨が勝りすぎている。 それはポリシーに反することだ。 それに…と少し想像してみた。流石に絵面が悪すぎる。どう考えてもただの虐待である。 想像した絵面をかき消す。だがその少女はまだ消えない。いや、違う。 直はガラスに映った少女に軽く頭を下げると、席を立って個室の入り口へと向き直った。 「初めまして、藤神門会長」 「うむ、こちらこそ初めましてじゃ、皆槻直」 追われ続けながらも、敵の誘導はほぼ完璧に進んでいた。 一旦距離を離した間に改めて現状の整理をする。 まず敵は元は日本人、というよりかつてこの双葉学園に所属していた人間だった。その当時の名を藤谷昭三(ふじやしょうぞう)――まあその名はもはや空虚な記号以外の意味を持たないが。 当時はその異能故に異能による犯罪を取りしまる部署に所属し対異能者戦に投入されていた。 異能は触れた相手の異能を消し去る能力。以下詳細はほぼ不明。なんでも亡命時にハッキングをかけデータを消去したらしい。 (そうなるとどこまで信頼できるものか…) 辛うじてサルベージできたデータで構成された虫食いのような異能のデータを眺めながら直は考え続けた。 (何か隠し札がある) これは直感だったが、直なりに根拠もある。男によって異能を奪われたものの中にはそれなりの実力を持つ身体強化能力者も何人かいるのだ。 それに徒手格闘を鍛えているとはいえこちらから触れねばいけないという厳しい制限付きでここまで生きていけるだろうか? (恐らくは接触自動発動、最悪ごく至近距離なら触れる必要もないのかも) かなりシビアな予想ではあるが、能力が能力だけに用心に越したことはない。これまでの接触から見てもその見解を修正する必要はなさそうだった。 こちらの作戦―触れることができず、こちらに直接遠距離攻撃手段がない以上広いスペースでの遭遇戦は不利になるだけ。ならば思い切って限定されたスペースに戦場を移した上で間接的なアプローチによる攻撃を行うしかないだろう。これも現状特に修正する必要はない。 (後は一般人の避難か) 不確定要素を無くすため男が作戦予定エリア内に入った時点で適当な口実をつけて周辺住民を避難させるように藤神門御鈴に頼んでいた。それに気づいて男が逃げ出す可能性もあったが、直はそれはないだろう、と思っていた。 (自分の力…あるいは自分の背負った権力を恃むタイプだ) 凄まじいテンポで増えていっている犠牲者リストを見て直はそう感じた。ならばむしろこういう行為には進んで乗ってくるはずだ。 「いっそ『異能狩り』に狩られてくれればいいものを」 そう言ったものの、ああ、それでは私が戦えないな、と首を振って思い直す。 ともあれ、避難に関しても見た感じ問題はないようだ。 前回の接触の後、敵の気配はつかず離れずを繰り返していた。どうやら直の意図を察し――乗っかる気らしい。 と、そこに予定通り目標である小さな倉庫が現れた。 直はスイッチを操作し重い音と共に開きだした扉の奥に歩を進める。 すぐに道の奥から人影が現れた。倉庫が光に満ち、扉から溢れ出す。歩み寄る人影は初めて光の中にその姿を晒した。 黒色のシルクが光を柔らかく吸い込むような光沢を放つ服。前面の一字ボタンが全体に締まった印象を与えている。 鍛錬を怠らない格闘家、という印象を強く与える男であった。 男の歩みと共に直は退き、距離を保ったまま二人は倉庫に飲み込まれていく。 男が倉庫に足を踏み入れると共にゆっくりと扉が閉まりはじめた。 「…お前は俺を誘い込んだつもりだろう?」 男が初めてその口を開いた。 「だが、お前の意思はどうあれ事実はただ一つ。俺が、お前を追い詰めたんだよ」 鈍い音が響き渡る。そして倉庫は密室となった。 今目の前にある皿が片付く度に、まるで横で見ているかのような絶妙なタイミングで次の皿が運ばれてくる。 挨拶の後、口を開こうとした直の機先を制し、 「まずは食事としよう!」 藤神門御鈴は首を大きく傾けて見上げながら最初からそう決まっていたかのように宣告した。 確かに時間的にも合致していたし、更にこちらが招待したのだからお金のことは気にしなくていいと言われては断るのも憚られる。 (まあいいか。もう二度と会うこともないかもしれないしね、この位は付き合おうか) かくしてグルメ紹介本の常連として知られる神龍閣のフルコース料理が目の前に並ぶことになった。 確かに評判は嘘ではない。味覚は当然として、触れるのを一瞬躊躇ってしまうほど精緻に組まれた飾りつけ、直前まで加熱されていた料理から放たれる鼻腔の奥の奥までたやすく浸透する香りと熱せられたソースがバックコーラスとして奏でる沸騰音。箸から伝わる素材の感触からも十の色合いをアレンジによって百にも千にも編み上げようという料理人の心遣いが見て取れる。五感全てに強く訴えかける姿に確かに頂と呼ばれるはずだ、と直は得心がいく思いだった。 それにしても、と直は思う。目の前では藤神門御鈴が北京ダックに舌鼓を打っていた。 自分もその絶妙な歯ごたえを堪能しつつ、直は思う。 (よくもまあ、あんなに入るものだね) 183cmの長身に加え運動量(戦闘量と置き換えてもさほど間違いではない)の多い直は自他共に認める健啖家であった。 フルコースのメニューはその直にしても「ぎりぎり八分目を超えるかも」と感じさせる程のボリュームである。 それを目の前の少女は平気な顔をして直の食べるペースに併走しているのだ。 半ば呆れながら眺めていると、その視線に気づいたのかん?と少女は面を上げた。 「ひょっとして口に合わなかったか?」 「いえ、十分満足していますよ」 「私もそうだ。だから、な」 藤神門御鈴はいたずらっこのような笑みを浮かべ、続けた。 「いくらでも入る」 テーブルの下でおこぼれに預かっていた白いトラ猫が取り皿から主を見上げてにゃー、と小さく鳴いた。 「そんな勝手な事実とやらにはいそうですかと従ってあげるいわれはないね」 男の軽く手を広げるような動きに呼応するかのように直は横っ飛びに小さな壁の向こうに飛び込んだ。 「はあっ!」 気合と共に壁に向かって後ろ蹴りを放つ。薄いコンクリ壁が大きく崩れ、砕けた破片は空気の流れに乗って男のほうへ降り注いだ。 (さて、どう出る?) 直接的な遠距離攻撃手段を持たない直が考えた策の一つだった。雑な攻撃でさほど威力も望めないが牽制程度にはなるだろう。まずは出方を窺いたい。 男は腕で上半身を庇いながらこちらに近づいてきていた。それを確認すると直は隣のコンクリ壁に移り再び蹴破る。そしてそのままの勢いで壁の隠しボタンを押した。 同時に天井に設置していたコンクリ片が雨のように降り注いだ。 (呆気ないな) 今までのところこちらがペースを握っているように見える。それが逆に不安ではあるのだが、かといって手を休めるわけにもいかないだろう。 コンクリ片の落下によって生み出された濛々とした粉煙と驟雨のような音の中、直は次の壁へと走り出す。と、突然踏み出した右足が糸が切れたようにがくん、と落ちる。 直後に焼けるような痛みが右足から体中を走りぬけた。 「!」 止まってはいけない。戦いの中で刷り込ませた生きるためのルールが直を突き動かす。床を転がるようにして壁の後ろに隠れた。 「しかし、参ったね…」 右足を確認する。銃創だ。いきなり銃を使ってきたこともそうだが、粉煙と轟音で事実上目も耳もふさがれた状態で普通に当ててきたのも想定外だった。 わざとらしいぐらいゆっくりと足音が近づいてくる。 (なんにせよ、まずは距離を取らないと) 直は壁を背にして立ち上がる。一息で荒げた呼吸を戻し、両腕を横に開いた。 全身にゲートを発生させ、方向を調整。 津波のように周囲に流れ出す風を残し、直の体は宙を舞っていた。 限定飛翔能力。 体中から高圧空気を噴出させることで一定の距離を跳躍する、〈ワールウィンド〉の応用能力である。 あっという間に積まれていたコンテナの山の裏に消えていった直を見送り、男は舌なめずりをして再びゆっくりと歩き出した。 デザートのライチが舌を乗り越え、喉を越えて胃まで落ちていく。 爽やかな甘みが舌から脳まで駆け抜け、波が引くように余計な後味を残さずに消えていった。 もういいだろう、と直は判断した。時間的に急がねばならない理由があるわけではない。単に待つのはあまり性に合わないのだ。 「それでは藤神門会長、そろそろ私にもデザートを頂けないでしょうか?」 藤神門御鈴は怪訝な顔で答えを返した。 「何を言っておる。デザートなら既に食べておるではないか」 「率直に言いましょう。…私は誰と戦えばいいのですか?」 その返答に藤神門御鈴は運びかけていたライチを慌てて口の中に放り込み、あっという間に飲み込んでコホン、と一つ咳払い。 「そう、その通り。皆槻直、お前の推測通りだ」 そう告げた表情は既に先程までの大食い少女ではなく、学園を守る醒徒会の長のそれとなっていた。 「まず…この学園では今異能者が連続で襲われる事件が起きておる。彼らは殆どの場合怪我らしい怪我はしておらん。ただ、彼ら全てに異能が消失すると言う現象が起きておる」 「まるで『異能狩り』ですね。しかしそんな話『異能狩り』の噂を除いては全く耳に入ってきたことがないんですけど」 自らの異能の力をひけらかす人間から異能を奪ってしまうと言われている怪人『異能狩り』。この都市伝説の主人公が相手なのだろうか? 「学園がこの件に関して全面的に放送規制を行っておるからな」 「醒徒会」ではなく「学園」と言った。それはつまり学園を束ねる理事長、いやあるいは更にその上の組織が動いていると言うことなのだろう。 「根本的な疑問があるのですが」 「うむ、聞こう」 進むたびに不透明さが増していくような話は直の好むところではなかった。故に、早速最大の疑問に切り込む。 「貴女には実働部隊の風紀委員もいれば切り札たる醒徒会もある。それでなお御せぬほどの敵ならばそれこそ政府の出番でしょう。なぜ私なのです?」 藤神門御鈴はその問いに答えようとして一瞬つまり、数秒の間を置いてようやく口を開いた。 「………今回お前に頼みたいターゲットは触れた相手の異能を消失させる異能者。そして、こやつには醒徒会は手を出せぬ。いや、醒徒会だけではない、政府の連中にも手は出せぬのだ」 そう語る少女の表情はあふれ出る何かをこらえるようなものになっていた。だが、まだ答えは出ていない。 「何故?」 だから直はただその一言を問いかける。 「…何故ならその男は―――国の外交官だからだ」 藤神門御鈴はこらえるのを諦めたかのようにそう吐き捨てるように言った。 (そういえば) と直は思う。風紀委員にしつこく「服の布地が少なすぎる」と文句を言われていたっけ? 着地した通路で血止めをしようと思った直だったが、ノースリーブにホットパンツという組み合わせでは布地を調達する余地が少ない。 例えばさっきのような跳躍時にトップスの裾やボトムスの筒があったりするとどうにもバランスが取れないという事情あっての出で立ちなのだが、少し考え直す必要がありそうだ。 ともあれ、背に腹は代えられない。ノースリーブの腹の部分を破り、手早く脚を縛って血止めをする。 その間にも足音は全く変わらぬペースで近づいてきていた。ゆっくりと感覚が薄れつつある右足を引きずりながら直は足音から離れるように歩き出した。 (もう間違いない。何らかの方法で私の動きが読まれている) その確信は得たものの、その具体的な手段は以前見当がつかないままだ。目の前のデータを組み合わせて必要な情報を導き出すのは宮子のほうの得意分野だった。その彼女がいない以上、具体的な手段が分からないことを前提として動かざるを得ないだろう。 その上片足が使えないというのは痛い。悪党どもも震えだすかのデンジャー&アイスの片割れを始めとして学園には銃使いが多い。そんな連中の戦いぶりを間近で見たり時には戦ったりしてきた過程で銃での攻撃の特性は概ね把握していた。万全の状態ならば銃が相手でもどうとでも立ち回れるのだが… とはいえ、勝負を諦めるつもりは毛頭ない。まだ手は残っている。ただ問題は時間との戦いになることだ。 そのためにもここで捕捉されるわけにはいかない。 「やれやれ、ひどい話だね」 相手を狩りだすつもりがいつの間にか鬼ごっこになっていて、今度はこちらが銃で狩り出されているんだ。 (そうミヤに話したらどんな顔をするのかな?) きっと「訳分からないわよ」といった感じの呆れ顔を見せてくれるだろう。 そう考えると痛みを超えてくすり、と笑みがこぼれてくる。 「笑えるうちは、まだ大丈夫」 自分自身に言い聞かせるように呟き、直は顔を上げて歩みを進めた。 「はぁ!?」 さすがの直にも全く想定外の答えであった。動揺する直に藤神門御鈴は語りだした。 「外交官とは所属する国の派遣される国における代表ともいえる存在なのだ…」 国家間は対等であるが故に、国の代表である外交官には他の国の支配に服さないと言う理由から強い特権がある。たとえそれが現行犯であったとしてもいかなる罪にも問えない、逮捕することすらできないのだ。 そして、非公開の国際的取り決めで異能者に関する一定規模以上の施設は全て国の管理下に置くように定められている。ここ双葉学園のように法律用語のマジックを使うことで実質的に民間で管理されている例もあるが、そういう例外もあくまで形式上では国の管理下となっている。 「…つまり実際に学園を統括しておる私たち醒徒会や風紀委員は解釈によっては公務員であるとも言える立場なのだ」 そんな立場の人間が外交官と衝突すればどうなるか。即座に国際問題だ。 「しかしその男は実際に異能使いに危害を加えている。たとえ罪には問えなくとも向こうに抗議すれば…」 「よく思い出せ、皆槻直」 腹立たしげに首を振る藤神門御鈴。 「表の世界では異能の存在は認められていない。相手に触れて異能を消すだけの奴の行為は表の世界では如何様にも非難しようがない」 「あ…」 まったくもって面倒極まりない話だ、と直は思う。彼女の好みとはまるで真逆の話である。できればこれ以上話を聞き続けるのも断りたいものだった。 「一応外交官を合法的に追い出すシステムもあるのだが」 ある人間が外交官としてある為には派遣国が認めるだけでなく、受け入れる側の国にもそう認められなければならない。国家間は対等であるという理念から承認を取り消す権利もまた何の制限もなく存在する。その、はずなのだが。 「確かあの国には後ろ盾がありましたよね」 「そうだ。というより糸を引いているのは間違いなくそっちだろう」 かの外交官を送り込んできた国は某大国の半属国的な国である、それはさほどニュースに興味のない直ですら知っている程に広く人口に膾炙した認識だった。 「というわけでそこを刺激したくない私たちの上の上の…一番上、日本政府からお達しが出ている。奴には決して手を出すな、と」 「あいも変わらずですね、この国は」 今のところ誰が向こうとの交渉の主体になるかという段階で喧々諤々の議論を交わしているところだと聞いた直は深くため息をついた。 「放っておけば放置している政府への異能者側の不満を煽って相対的に異能力軍備競争で優位に立つことができる。かといって手を出せば外交交渉の場で使える手札を一枚得た上で学園と日本政府の間の軋轢を誘うこともできる。全く良くできた話だな」 「全ての皺寄せを受けるのは何も知らない異能持ちの生徒ばかりなり、か」 まるでゴルディアスの結び目だね、直は昔読んだ故事のことを思い出し独りごちた。かの少女は未来の英雄アレクサンダー、そして私は彼女に使われる剣。悪くはない話である。超常の力といえど、間違いなくその人間の自己を形成する一部である。それを奪い去る行為はたとえ世界が認めなくとも罪なのだ、直はそう考える。それに現実問題として異能と引き換えに奨学金をもらっている者も山ほどいる。異能を失ってしまえばそれも無くなる。高みから見下ろすものにとっては些細なことだろうが、それで人生が大きく変えられてしまう者もいるだろう。 「そうだ。今奴の犠牲になった者だけではない。ここで弱腰を見せれば他の国も付け込んでくるやも知れぬ。そうなればますます学園は平和から遠ざかり罪も無い学生が苦しむことになる。私はそれは絶対に嫌なのだ」 一歩退けば一歩、二歩退けば二歩。下がった分だけ相手は前に押し出してくる。人と人、人とラルヴァを問わずそれが互いに鬩ぎあう者たちの摂理なのだと直は言葉ではなく実感として理解していた。 「正直なところこれは褒められたものではないことだとは分かっている。だが向こうがこういう真似に出るのならこちらにも手段があることを示さねばならない。さっきも言ったように政府関係者や私たちは動けない。そして奴は徒手格闘の達人だ。異能消去の異能を持っていても異能使いでなければ抗することはできないだろう。恐らくそれができるのはお前だけだ」 「皆槻直、学園の皆のために奴を捕縛して欲しい、頼む」 納得できる戦いの理由はある。強敵もいる。そう、悪くはない話である。 だけど。 「私だけ、か。…それは全部終わった後に切り捨ててもさほど痛くもないという意味なんでしょうか、ね?」 曲がり角を曲がろうとした瞬間、嫌な予感を感じて直は体を引いた。鋭い音と共に銃弾が目の前を掠めていく。 あわてて踵を返すが、両側はコンテナでふさがれている。足音から遠ざかるように進む、だが間に合わない。 「どうした、さっきのように華麗にジャンプして逃げてみろよ?ん?」 通路を半ばまできたところで男が直の前に姿を現した。 「ああ悪い悪い、もう弾丸切れだった。しっかり聞いてたぜ、さっきからお前力全然使ってないもんな」 ゲラゲラと下品に笑いながら男は銃口で直の動きを制する。 「『嵐風小姐』皆槻直、か。多少名が知られているからどんなのと思えば所詮はアマチュア、唯の喧嘩屋か」 銃を突きつけながら告げる男の顔は実に退屈そうであった。 「…権力を笠に着て横車を通すのが…プロというのなら、私は…唯のアマチュアで構わないよ」 男を睨み付けてそう返す直。だが男はそれを鼻で笑い飛ばす。 「俺の思うとおりに動かされてきたお前に言われてもな、実に滑稽だよ」 「…何?」 それを待っていた、とばかりに男の形相が崩れる。それは皿いっぱいのアイスが自分のものだと教えられた子供のように――いや、本質的にはそれと変わりはないのだろう。口の中に好物を入れるか、口から愚者への教授という愉悦を流しだすかの違いはあれど… 「人間の心理というのは複雑なようでいて意外と単純なものだ。故にある行動に対する反応もある程度類型化してまとめることができる。これを突き詰めればそれは一つの技能、自らの言動で他者を誘導する技法となる」 そこまで一息で言い切ると男はわざとらしげに一拍間を置き、 「俺の思うままに足掻いてくれたその姿、いや、実に楽しかったよ」 「……」 答えることもしなくなった直を見てますます興をそそられたのか、男は更に陽気に声をかけた。 「ようやく格の差を思い知ったようだな。いや結構結構」 「…格の差、ねえ」 実につまらなそうな声だった。 「…虎の威を借る狐の格というものが…それほど凄いものだとはどうしても…思えないね」 「ほぅ、なかなか吠えるじゃないか」 にやけた笑いで軽く返す男。だが、直はもう男の方を向いていない。 「…異能を奪うことでこの学園を…揺るがしたいのなら醒徒会を狙えばいい。…この国を憎むのなら…その力で異能者のSPを突破して…首相を狙えばいい。…結局君は怖いんだ、…虎の威という笠の外に出るのが」 「ガキにはわからんよ。大人の世界はそんな単純なものじゃないんだ」 空気が漏れているような小さな音が断続的に聞こえ出した。その音は徐々に大きくなる。それはやがて笑い声として形を成した。 「なっ!何を言う!」 今度は驚愕したのは藤神門御鈴の方だった。 「そうでしょう?相手に付け入られる余地を無くすのなら実行犯を消すのが一番確実ですよね。そしてどうせいなくなってもらうなら優等生よりは鼻つまみ者の生徒のほうがいいと思うのもまた自然だと思いますよ」 「違う、そうではない!確かにお前のことは悪く言う人間も多い。それでも無為に力を使うような人間ではないということは私は良く理解しておる。お前も私たちと同じ学園の仲間だ!」 突如変貌した場の雰囲気に戸惑っているトラ猫が二人の間を不安げに行ったり来たりしている。その様にちらりと目をやり、直は再び口を開いた。 「私と学園を天秤にかける様な事態になっても同じことを言えますか?」 「無論、学園も救い、お前も守る」 堂々と宣言する藤神門御鈴。だが直はゆっくりと首を振る。 「その心意気は立派です。けど、貴女は私が貴女の言を信じるに足るものを示せるのですか?自分のことを「公務員のような」と言い上の意向に従わざるを得ない、そんな貴女に」 横っ面を張られたかのような表情で固まる少女。 結局のところ彼女は自らの意思に関わらず現実という刃ができるだけ届かないように周囲の善意という名の鎧で守られてきたのだろう。 直はそれを悪いことだとは思わない。むしろこんな少女に何の助けも無いまま全てを背負わせるほうが酷だと思う。 だが、それによって嵐の中の小船のように翻弄されるのが自分自身の運命だとなるとまた話は変わってくる。 死ぬかもしれない戦いだからこそ、自らが心底納得して赴きたい。彼女への個人的な印象とはまた別に、これが直の偽らざる思いだった。 (とはいえ、きつく当たりすぎたかな) 俯いたまま考え続けている藤神門御鈴。直は視線をそらし、視界に飛び込んできたトラ猫にふ、と手を伸ばした。 シャァァァァ! 「あ…」 主を困らせる直を良くない人間だと認識したらしく、トラ猫は体中の毛を逆立たせて直を威嚇した。 「ねえ、会長」 直は仕方なく手を引っ込めると今だ固まっている少女に声をかけた。 「…ん」 ゆっくりと顔を上げる藤神門御鈴。 「この子は貴女にとってどんな存在?」 潮が満ちるような速度でその言葉が体に染みこんでいく。「白虎」「大切な友達」と小さく呟いていた少女。すると、不意にその顔色が変わる。 主の意図を察したのかトラ猫は一っ飛びに少女の腕の中に飛び込む。力ある瞳で直を見つめる少女の表情は大喰らいの少女のものでもなく、醒徒会長のものでもなく、そしてそれらを含む存在。 「この子の名は白虎。私の一番大切な友達で守りたい存在だ」 そう、それは藤神門御鈴という存在。 「私、藤神門御鈴は今ここに我が魂と大事な友たる白虎に誓う」 言葉ではなく魂をぶつけるが故に更にその言葉は強く輝く。 「私は学園のため泥をかぶる者を決して見捨てはしない。私の全ての力で学園とその生徒と同様、必ず守る」 直は一礼し、その場で方膝をついた。 「わかりました。ならば私も私にある全ての力を賭け学園のため、貴女のため」 同じ視線で少女に告げる。 「…必ず勝ちます」 「…は、はは…これは…愉快だな」 「…何がおかしい?」 (こいつの声を聞いてると頭がキリキリしてきやがる) 直とは逆に、男の顔からは笑みが薄れてきていた。薄皮のような笑顔を辛うじて保ちながら男は直を詰問する。 「…知り合い、というほどでもないけれど…私は一人の男を知っている。…その男は醒徒会が大嫌いで…取って代わろうと日々活動を続けている」 「何を言ってるんだ、ガキが」 いきなり誰とも知らない人間の話をされた男は銃をこれ見よがしに構えなおして直に見せ付ける。だが、直はそれが見えていないかのように話を続けた。 「…正直その望みが適うとは思えないけど…それでも彼は一歩一歩その階段を積み上げている。…共感はできない人間だけど…その知性と何より意志の強さは…尊敬に値すると思う」 と、そこで直の眼が再び男を射抜く。 「…で、大人の世界のやり方というのは…行き当たりばったりに通り魔の真似事をすることを言うのかな?」 劈く音と共に直の左腕が赤く染まる。それでも直は歯を食いしばって声を出すのをこらえていた。 「無駄に図体だけでかくて生意気なバカガキに現実って奴を教えてやる、これが『格の差』だ」 「……」 口を開くのもままならない状態で、直の眼光だけはなおも衰えない。 「今まで襲った奴ら見てて殺されることまではないって思ってるだろう。生憎だな。俺は生殺与奪の権利を持っている。今までは温情で命を助けてやっただけだ。だから大人を小馬鹿にするお前はしっかり殺してやるよ」 「…まだ…死にたく…は…ない…な」 男の顔が大きく歪む。 「そうだ!それだ!もっと!詫びろ!媚びろ!許しを請え!」 「…だから…これで…」 「ガキが!さっさと跪…」 叫びすぎて肺の空気を使い尽くしたのか、とても息苦しい。酸素が欲しい。大きく息を吸い込む。まだ息苦しい。世界が傾く。違う、これは。 「…ここの…空気は…頂いたよ」 〈ワールウィンド〉の能力で倉庫の空気を亜空間に吸い込み酸欠に追い込む。これが直が用意した隠し札だった。 (しかし…本当に危ない橋だったね) この手はとにかく時間がかかることが難点であった。同じ異能者を狩り続ける生活で精神が歪んでしまったのか、優位に立った時に相手をいたぶる嗜癖があったことが幸いした。それがなければあるいはどうなっていたことか。 「……」 男の唇が小さく動いている。 (な・ぜ・だ・?) 「…ああ、こういう…ことだよ」 と直は大きく口を開けて見せた。舌の奥の方に小さな穴――亜空間へのゲートだ――が開いたり閉じたりしている。 「…ここから少しづつ…空気を戻していたんだよ…ああ、もう…聞こえていないよう…だね」 どうにか勝ったのはいいものの、それでできた傷がふさがるわけでもない。 傷口にゲートを発生させ空気を噴出させることで無理やり血の流出を止めているが、こんな力任せな処置がそう長く続くわけもなく。 (最悪死ぬかな) と直はぼんやりと現状を分析していた。死の実感が湧かないというわけではない。死を垣間見た経験はもう何度かある。 (好き好んでここまで来たのだから死ぬからといって騒ぐのも筋違いって分かってはいるのだけれど、ね) 自分の死という問題をそれで済ませてしまうのも流石にどうかと思わないでもない。もう後はバックアップチームがこちらを見つけてくれるのを待つ以外することがないので、直はじっくり何かないか考えることにした。 「…ああ、そうか…」 すぐに思い出した。 (ここで独りで死んだらミヤが怒るよね) あるいは泣くのかもしれない。いずれにしてもそれは困るな、と強く思う。 そう思えることが自分がまだまともな人らしいこともできるという証明となるような気がして、直は素直に嬉しい、と思えた。 倉庫に人の気配が近づいてくる。「ナオ!返事してよ!ナオ!」丸一日ぶりの宮子の声も聞こえる。 (『笑えるうちは、まだ大丈夫』か) 自分の顔だ、鏡がなくとも分かる。 今の自分の顔はかなりひどいもので…それでもまだしっかりと笑えている。 「…やあ、ミ」 挨拶のいとまもなく、唇を引き結んだ宮子から拳が降ってきた。 「…!!…」 悶絶する直の襟首を掴み、宮子は息がかかる程の距離まで直の首を引き上げた。 「私たち、チームでしょ!会長さんが教えてくれなかったら、私きっと何も知らないままだった!何で黙って独りで行っちゃうのよ!ねえ!」 直の首をガクガク揺さぶりながら叫ぶ宮子。「普通と違うリスクに巻き込みたくなかった」とか「そもそも作戦上独りじゃないと困る」 とか直にも言いたいことはあったが何を言っても論破されそうな気がして――そもそも口論は不得意なのだ――ただ一言、 「ごめん」 と謝った。 「どうせそんなこと言って、また何かあったらまた私を置いて行っちゃうんでしょ」 宮子の口調はあくまで冷たい。 「…絶対置いて行かないって…約束はできないから…それを含めて…ごめん」 「もう一発殴っていい?」 す、と右腕が振り上げられる。 「…うん、謹んで…お受けするよ」 その言葉と共に右腕は振り下ろされ――ふわり、と直の背中に回された。 「馬鹿、冗談よ。その怪我に免じて特別に許してあげる…『今は』、ね」 『今は』の言葉を強調する宮子。これは機嫌を直してもらうのに苦労しそうだな、と直はこっそりため息をついた。 「…で、どうするの、あれ」 宮子が指差したのは先程まで直と殺し合いをしており、今はバックアップチームに簀巻きにされている男だった。 失血と疲労で口を開くのものも辛くなってきた直は小さく首を横に振った。正直そのあたりにはさほど興味はなかったので後回しにしていたのだ。いざとなれば藤神門会長に回してしまえ、とも思っている。そのくらいは許されるだろう。 「ふうん…」 どこか不穏を感じさせる口ぶりだった。 「ねえ、だったら私に任せてもらってもいい?」 翌日。 直は〈ペインブースト〉の力で傷口のみふさいだ後即座に病院送りになり、そこで一晩を過ごした。 目を覚ますと、まるでそれを待っていたかのようなタイミングでノックの音が聞こえた。 どうぞ、という返事とともに入ってきたのはサングラスをかけた直とほぼ同じ背丈の少年だった。 確か新聞部だかの記事で写真を見たことがある。醒徒会会計監査、エヌR・ルールだ。 「今日は君に会長からの伝言を言付かってきた」 軽い自己紹介の後、ルールはそう話を切り出した。 「授業欠席の手続きは既に済ませてある、気にせず治療に専念してくれ。あと、一度お茶でもどうか、と会長から君へ提案がある」 なんとまあ殺風景な口調だ。直は鼻白む思いだった。それに、仕方がないことだとはいえ『神龍閣』での出来事がなかったことになっているというのも少々気に食わない。 「伝言は以上だ。返答は?」 「そうだね…ぜひ。今度はフルコース早食いの決着をつけましょうと伝えてもらえますか?」 いたずら代わりの意趣返しとしてはまあこんなものだろう、と直は思った。ちなみに、醒徒会全員の前でこの返答を伝えられた藤神門御鈴は直の想定と反し「私のイメージが~」と結構凹んでいたが、それはまた別の話である。 ルールが去った後しばらくして疲労に身を委ねることにしウトウトしていた直が再び目を覚ますと、時刻は昼を回っており、ベッド横では宮子が林檎を剥いていた。 「おはよ、ナオ。調子はどう?」 あの後宮子は徹夜となり目が覚めたのが昼前だったのでそのままここに来たらしい。林檎で喉を潤した後、直は宮子にせがまれるまま昨日の出来事を語りだした。 「…で、それでどうなったの?」 興味しんしんで続きを促す宮子を制し、直はTVのほうに目をやった。 「またあのニュースがやっているようだよ」 「あ、ほんとだ」 ニュースの見出しは『椿事!「下半身の悪魔」に制裁下る!』。何股もかけて相手を手ひどく弄んだ男が被害者たちに拉致され全裸で晒し者になった(当然、映像上ではモザイクはかかっている)というニュースである。男の前には大きな看板があり、でかでかと顔写真が貼られ(これもモザイクがかかっている)「結婚しよう、って言われて1000万円貢いだのに…(24歳・女)」「学校帰りに車ではねられて町外れのポンプ小屋に連れて行かれて…これ以上は書きたくない!(13歳・女)」「同じ男だから安心してたのに…あんたのせいで俺の人生めちゃくちゃだよ(16歳・男)」などの告発文が書かれ、中央には激しい字体で「ヤることしか考えてない全人類の敵!半径3m以内には絶対に近寄らないで!」と書いてある。 要するに、宮子プロデュースによるあの男の末路だった。 「ふふふ…モザイクなんてかけても無駄よ。もうとっくの昔に無修正版を10ヶ国語に翻訳して世界中のニッチでエッジな掲示板にばら撒いてるもの。WWWがこの世にある限り未来永劫あんたの顔は烙印と一緒に地球全土で語り継がれるんだから」 そう言う宮子の顔は実に楽しそうだった。直としてはいくらなんでも…と思わないでもないものの、確かに効果は覿面だった。ルールが帰る直前独り言のように告げた言葉によると、男は『1ヶ月前』に既に外交官を解任された、ということで政治上の決着はついたらしい。顔バレした挙句スキャンダルまで背負ってしまった駒にはもう用はない、ということだろう。 「あんな自業自得野郎のことはどうでもいいから続き教えてよ、ねえ」 宮子が直の袖を引きながらせがむ。命のやり取りをしたのだ、命が残っているだけで彼は僥倖と言えるはずだろう、と直は思い直し話を続けることにした。 「ナオ、会長ってどんな人だった?」 話が全て終わった頃、太陽はベッドからでも見えるほどその高度を落としていた。直はそうだね、と少し考え込み、 「いきなり高級料理店に連れて行くことで場の主導権を握り、『お前だけだ』とこっちの自尊心もくすぐってきて…なかなかどうして意外とずるい人だよ」 「へぇ、珍しく辛口」 宮子は口を丸くして言った。 「まさか、褒めているんだよ」 直は肩をすくめる。 「私たちの頭だ。多少はずるいくらいの方がよほど信頼できるよ」 「まあ、確かに」 宮子は頷き、 「珍しいといえば猫にほだされて仕事請けるってのもナオにしちゃ珍しいよね。ま、白虎ちゃんの魅力を考えると仕方ないか」 「いや、それもちょっと違うよ」 直は首を振り、続けた。 「息を吸うように人殺しやその他の悪事を楽しんでいたシチリアのマフィアたちも唯一幼い愛娘の前でだけは一切そんな話をしなかった、そんな話を聞いたことはない?」 「ううん?でもそれが何の関係があるの?」 首をひねる宮子。 「人は誰しも大事なものがある。そして人はそれを綺麗な場所に置いて汚い部分と分けておきたいものなんだ。だけどね、あの子は大事なもの、あの猫を綺麗な場所から泥をかぶるかもしれない所まで連れて来てまで誓いを立ててくれた。だったら私も全力でそれに応えなければいけない…ただ、それだけのことだよ」 (…ん?) 返答が無いことに気づいた直が宮子を見やると、宮子は頬を赤らめてそっぽを向いていた。 (大事なものを綺麗な場所から出したくないって…) 宮子はさっきまで聞いていた昨日のやり取りを思い出す。 (私への言い訳…いやそんなまどろっこしいことする性格じゃないし。ほんとなんでナオは素でこんなこと言えるかなあ) 「…ミヤ?」 直が怪訝な顔でベッドからこちらの顔を覗き込んでいる。 「……ううん、ナオが男じゃなくて良かったって思ってただけ」 そして宮子はますますわけが分からないといった表情の直を横目に大きなため息をつくのだった。 次回予告 「あンた、背中が煤けてるぜ」 「それでね、今動物が…」 「万死に値する!」 「そう、願えばきっと夢はかなう…!」 「1.7cmかあ…」 Next Mission Worst Day Mission-03 Mission-01 Mission XXXシリーズページに戻る トップに戻る 作品保管庫に戻る
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KOF2002UMBBS2nd ○四条 雛子スレ○ KOF2002UM攻略-京メモ2002UM 02UM雛子攻略 戻る
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目次 長崎市浜の町Mac(通称ピラミッド) プレイランド道の尾 ゲームランド松山 佐世保市ニューカジノ95 大村市大村ジョイフル 諫早市セガワールドもみの木村 長崎市 浜の町Mac(通称ピラミッド) 長崎市浜町2-26 営業時間 詳細不明 KOF13:台数1台/1プレイ料金 100円/ボタンエディットなし KOF2002,MIA(?) プレイランド道の尾 長崎市滑石1-10-5 KOF98,KOF2002 各1セット/1プレイ50円/BOX配置 営業時間 開店時間は不明、閉店は19時くらい ゲームランド松山 長崎市松山町6-9 営業時間 10 00〜24 00 Games Familyが2台あって、KOF2003までのタイトルは一通り遊べます。 2人並んで座れば対戦もできるとは思いますが、かなり窮屈に感じると思われます。 1プレイ50円ですが、D落ち配置です。 佐世保市 ニューカジノ95 佐世保市下京町6-15 大村市 大村ジョイフル 大村市西大村本町 諫早市 セガワールドもみの木村 諫早市小川町90-1
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[EVO2014]「KOF XIII」部門,ときど選手は惜しくも準優勝。優勝・Xiao Hai選手へのインタビューを含んだ,「Evolution 2014」2日目リザルトまとめ - 4Gamer.net
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はじめに こちらは、KOF2002UMBBS(1st)のログを収集しているwikiです。 KOF2002UMBBS2nd:http //jbbs.livedoor.jp/game/48855/ スレごとの容量が多めのため、1スレで1ページというわけにはいきませんでした。よって、やむを得ず分割してページを作成しています。間違いなさそうな目安として、レス200ごとにページを作成しています。 ログを保存されてる方に編集を手伝っていただけると嬉しいです。 最近の更新履歴 取得中です。 収集できたスレ一覧 「キャラ名:収集できたレス」となってます。 ネームレススレ(1-200)、(201-400):1-113,183-232 K´スレ(?):1-170,311-360 マキシマスレ:1-72 ウィップスレ:1-141 アテナスレ:1-100 ケンスウスレ:1-22 ケンスウ(裏)スレ:1-39 包スレ(?):1-212,374-423 ジョンスレ(?):1-150,274-323 麟スレ:1-111 真吾スレ:1,19-68 庵スレ(?):1-132,196-245 マチュアスレ:1-66,80-129 バイススレ:1-99 京スレ(?):1-359,487-536 紅丸スレ:1-43,107-156 大門スレ(?):1-141,177-226 キングスレ(?):1-189,294-343 舞スレ:1-116,130-179 香澄スレ(?):1-121,225-274 社スレ:1-33,41-90 シェルミースレ:1-134 クリススレ(?):1-118,214-263 ヴァネッサスレ:1-108 セススレ:1-81(最新50レスのキャッシュ見つからず) ラモンスレ:1-115 テリースレ:1,124-173 アンディスレ:1,9-58 ジョースレ:1-79 メイ・リースレ:1-54,79-128 雛子スレ(?):1-321 香緋スレ:1,91-140 社(裏)スレ:1-116 シェルミー(裏)スレ:1-169 クリス(裏)スレ:1-169 クーラスレ:1-146(なぜか全レスのキャッシュが残っていた) フォクシースレ:1-86,131-160 アンヘルスレ(?):1-75,179-228 リョウスレ:1-91,118-167 ロバートスレ:1-79 ロバート(裏)スレ:1-89 ユリスレ:1-69,128-177 キムスレ:1-108 チャンスレ:1-43 チョイスレ:1-48 山崎スレ:1-87 マリースレ:1-44,113-162 ビリースレ:1-63 ハイデルンスレ:1,68-117 タクマスレ:1,5-54 タクマ(裏)スレ:1-81 チンスレ:1,44-93 レオナスレ:1-157 ラルフスレ:1-49 クラークスレ:1-96 KUSANAGIスレ:1-98,106-155 京-1スレ(?):1-219 京-2スレ:1-74,90-139 クリザリッドスレ:1-34 クローンゼロスレ:1-25 オリジナルゼロスレ:1-49 イグニススレ:1,6-55 オメガルガールスレ(?):1-54 ゲーニッツスレ:1-89 ギーススレ:1-142 ナイトメアギーススレ:1-81
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『2chテンプレ』 スレタイトル(現在) 【KOF02UM】THE KING OF FIGHTERS 2002UM part32 1 THE KING OF FIGHTERS2002 UNLIMITED MATCH (ザ・キング・オブ・ファイターズ2002 アンリミテッド マッチ) を語るスレです PS2版2009年2月26日発売 □公式サイト(毎週木曜更新) http //game.snkplaymore.co.jp/official/kof2002um/ □関連サイト ・KOF2002UMまとめwiki http //www20.atwiki.jp/kof2002um/ ・KOF2002UMしたらば ( PC )http //jbbs.livedoor.jp/game/45618/ (携帯)http //jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/game/45618/ ( PC )http //jbbs.livedoor.jp/game/36704/ (携帯) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/game/36704/ □関連スレ 【KOF02】THE KING OF FIGHTERS 2002 Part65 http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamefight/1228485650/ □前スレ 【KOF02UM】THE KING OF FIGHTERS 2002UM part31 http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamefight/1235619545/ ---- ↓ここから下はとりあえず保留 スレタイトル 【KOF02UM】KOF2002 アンリミテッドマッチ Part20 1 THE KING OF FIGHTERS2002 UNLIMITED MATCH (ザ・キング・オブ・ファイターズ2002 アンリミテッド マッチ) を語るスレです。 PS2版2009年発売予定。 □公式サイト http //game.snkplaymore.co.jp/official/kof2002um/ □前スレ ■KOF02UM■KOF2002 アンリミテッドマッチ Part10 http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamefight/1225806811/ 2 □関連サイト ・格闘ゲーム総合サイト FFL ~Fighters Front Line http //ffl.sakura.ne.jp/index.htm ・(FFL内)KOF XII & KOF2002UM 開発者独占インタビュー http //ffl.sakura.ne.jp/topic/press/kof12.htm ・KOF2002UM@まとめwiki http //www20.atwiki.jp/kof2002um/ ・KOF2002UMBBS http //jbbs.livedoor.jp/game/36704/ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/game/36704/ (携帯) ・KOF2002UMしたらば http //jbbs.livedoor.jp/game/45618/ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/game/45618/ (携帯) □関連スレ KOF2002総合スレpart64(荒らしスルー) http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamefight/1219366224/ ネオジオオンラインコレクション総合スレ Part.13 http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamefight/1216810983/ 3 K´チーム・・・K´、マキシマ、ウィップ 京チーム・・・京、紅丸、大門 餓狼伝説チーム・・・テリー、アンディ、ジョー 龍虎の拳チーム・・・リョウ、ロバート、ユリ 怒チーム・・・レオナ、ラルフ、クラーク サイコソルジャーチーム・・・アテナ、ケンスウ、包 女性格闘家チーム・・・キング、舞、香澄 美少女格闘家チーム・・・香緋、雛子、メイ・リー キムチーム・・・キム、チャン、チョイ ジョンチーム・・・ジョン、麟、真吾 オロチチーム・・・社、シェルミー、クリス 裏オロチチーム・・・乾いた大地の社、荒れ狂う稲光のシェルミー、炎のさだめのクリス ´97スペシャルチーム・・・山崎、マリー、ビリー 八神チーム・・・庵、マチュア、バイス エージェントチーム・・・ヴァネッサ、セス、ラモン ネスツチーム・・・クーラ、フォクシー、アンヘル マスターチーム・・・ハイデルン、タクマ、鎮 クローンチーム・・・KUSANAGI、草薙京-1、草薙京-2 EDIT・・・ネームレス ※未確定情報 ボス枠5人・・・クリザリッド、ゼロ、オリジナルゼロ、イグニス、オメガルガール 追加枠6人 4 ■02UMインタビューまとめ ・一番最初にPS2版を出して要望次第でアケ化検討 ・98UMより遥かに多数の新技追加 ・キャラは基本的に99~02 ・「おっ」と思うキャラクターが出るかもしれない(KOF以外の?) ・鉄男が出るかは答えづらい・・・ ・ネオジオモード搭載で無印も遊べる ・全てのBGMとステージを新規で作り直し、過去の名曲のアレンジもあり ・家庭用追加キャラは一部もしかすると出るかも ・ストライカー無し ・チーム編成は再構築 ■システム ・ラウンド間は相変わらず残り体力やゲージ部分が見えなくなる。 ・残り体力によるダメージ補正(いわゆる根性値)はなさそう。 ・体力ゲージに目盛りがついてる(10分割)。 ・通常投げのダメージが激減している。 ・投げ外しの入力が変更されている(4or6+CorD)。 ・MAX発動中でなくても3ゲージ消費で直接MAX超必殺技が出せる。 MAX2も3ゲージ+体力一定以下で直接出せる。 ・GC緊急回避が98UMのように早くなってる? ■システム(MAX発動関係) ・MAX発動のモーションが短くなってる。 ・発動中に攻撃力が減るか、どこキャン使用で補正がかかるかは不明。 ・クイック発動は2ゲージ消費で可能。 ・発動中に一切ゲージがたまらないのは02同様。 ・MAX発動中はどこキャン扱いでSC超必殺が可能(MAX2も同様)。 あとは普段SCかからない必殺技にもSCかかるようになる? ・MAX発動中は飛び道具と投げ以外の技は全てSC対応。 ■動画 オープニング/キャラ選画面 http //www.nicovideo.jp/watch/sm4881495 http //www.nicovideo.jp/watch/sm4883004 プレイ動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm4882901 http //www.nicovideo.jp/watch/sm4882958 The King of Fighters 2002 Unlimited Match 01 http //jp.youtube.com/watch?v=rM93ANwJPlk 5 ■K´チーム ・K´ 声変更 アイントリガー派生のブラックアウト復活。 アイントリガー派生のセカンドスパイク追加。 MAX2はヒット後暗転に変更。 弱ミニッツからナロウスパイクが出せなくなったが、ガードポイントがついた。 ・マキシマ MAX2はエンドオブワールドに変更。 アークエネミーはMAX超必殺技になった。 マキシマリフトが受け身不可になり、セントーンプレスが確定する。 マキシマビームの攻撃判定強化。 対空ベイパーらしき技有り。 ・ウィップ 超必殺技にフォビドゥンエンゲージ CODE:MC追加。 しゃがみAはダウン追撃可になった。 吹っ飛ばし攻撃の無敵を削除。 ■京チーム ・草薙 京 99版百八拾弐式追加。 MAX2神塵が1F投げに。 遠B、遠Dの発生が早くなった。 近Cの認識間合いが増加。 強轢鉄がヒットしてもダウンしなくなった。 ・二階堂 紅丸 紅丸コレダーの追加技、紅丸シュート追加。 スーパー稲妻キックが追加。 ノーマル版弱雷光拳が5ヒットになった。 MAX2雷塵纏を2つまで設置できる。 ・大門 五郎 超受け身は転がる動作を超受け身以外の全ての特殊技、必殺技でキャンセル可能になった。 地雷震はどこでもキャンセル対応技に。 MAX2風林火山はコマンドが(63214)×2+BD同時押しに変更。発生が早くなり強攻撃から連続技になる。演出も変更。 空中ふっとばしノーマルヒットで受け身不能ダウン、カウンターヒットでカウンターワイヤーが発生。 ■餓狼伝説チーム ・テリー・ボガード クイックバーン(623+AorC)追加。 パワーチャージ追加、追加コマンドでダンクが出せる(99仕様)。 ハンマーパンチ(6+A)追加。 遠Cは必殺技以上でキャンセル可、空キャン不可。 立ちC+Dの発生が早くなっている。 MAX2が強攻撃キャンセルで安定して連続技になる。 ・アンディ・ボガード JDでめくりやすくなった。 単発の上顎のヒット効果がダウンに。 クナイ弾追加、ダウン追い打ち可能。 撃壁背水掌の投げ間合いの増加。 ・ジョー・ヒガシ スライディングは発生が早くなり、弱攻撃キャンセルで連続技になる。 無印だと相手だけ燃やしてたタイガーキックが自ら燃える(98UMのサンダーファイヤーフィニッシュと同じモーション)。 黄金のタイガーキックがタイガーキックと同じ軌道に変更、溜め可に。暗転は溜め終了時に出る。 スラッシュキックにエフェクト追加。 強スラッシュが地すべりダウン、カウンターワイヤー。 史上最強のローキック追加。 ■龍虎の拳チーム ・リョウ・サカザキ 天地覇煌拳がMAX超必に変更。 MAX2は烈・龍虎乱舞(2363214+AC)、撃・龍虎乱舞(236+C・A)の2つに。 フィニッシュの虎咆がマルコの極限虎咆風。 弱虎咆、弱虎煌拳の硬直が少なくなった。 遠B、遠Dの発生が早くなった。 ・ロバート・ガルシア MAX2絶・龍虎乱舞のフィニッシュで虎のエフェクトが追加された。 強龍撃拳は発生が早くなり、弾道が若干上方向に。 極限流連舞脚の初段攻撃判定強化。 背牙龍が無敵技に。 飛燕龍神脚の硬直が増加。 ・ユリ・サカザキ 声変更(新録) 飛燕足刀(ユリちょうスラッシュ)追加。 弱で地すべりダウン(カウンターでワイヤー)、強で常時ワイヤー。 MAX2がちょう!龍虎乱舞に変更。 しゃがみB、しゃがみDのやられ判定が増加。 6 ■怒チーム ・レオナ MAX2がデッドエンドインフェルノに変更。フィニッシュ時に通常状態←→覚醒状態。 ムーンスラッシャーヒット後に追撃判定がつく。 強グランドセイバーの追撃判定強化。 ・ラルフ MAX2は馬乗りギャラクティカファントム(コマンドは通常の馬乗り+BD)。 馬乗りギャラクティカからの派生技ギャラクティカヴァンガード(236236+AC)追加。 相手が上に吹っ飛んでいくので、その時にヴァンガードを入力。 「とある1F」に当てると相手は即死する。 急降下爆弾パンチにダウン追撃判定がついた。 しゃがみBからスーパーアルゼンチンバックブリーカーが目押しでつながる。 遠C、しゃがみDの発生が早くなった。 ・クラーク MAX2にロアリングスフィア-怒号層圏-を追加。 ガトリングアタックが復活。強はナパームストレッチでキャンセル可。 しゃがみBからコマンド投げが目押しでつながる。 遠C、しゃがみCの攻撃判定強化。 ■サイコソルジャーチーム ・麻宮 アテナ サイコシュート追加。 サイキックテレポート・フェイク追加。 サイコメドレー(ヒーリングアテナ)の回復量が減少。 弱サイコボールの硬直が増加。 弱テレポートの隙が若干増えてる感じがする。 ・椎 拳崇 強P投げと龍爪撃にエフェクトを追加。 強龍顎砕の無敵時間が増加。 ふっとばし攻撃発生時に後ろに下がらなくなった。 ・包 KOF2000をベースに調整。 MAX2はサイコボール・グラヴィティ。一定時間停滞する重力を放つ球を出す。 相手は球の方向に引き寄せられていき、その間パオは行動可能。 挽蛇と裏滑蹴にダウン追撃判定が付加。 ■女性格闘家チーム ・キング KOF2001をベースに調整。 MAX2はシークレットミラージュ。 サプライズローズが超必殺技に。 トルネードキック´95、ミラージュキックの無敵時間増加。 ダブルストライク2段目ヒット時に相手がダウンするようになった。 ・不知火 舞 乱れ花蝶扇追加。 MAX超必殺忍蜂は1/16の確立でレオタード忍蜂に変化。 レオタード忍蜂は突進中完全無敵。なんでも判定あり。 ・藤堂 香澄 KOF2000をベースに調整。 MAX2は双星重ね当て 竜霞(竜白と一緒に超重ね当て)。なんでも判定。 3人目をMAX2で倒すと勝利画面にも竜白登場。 各種当て身の空振り硬直が減少。 ジャンプDのめくり性能アップ。 ■美少女格闘家チーム ・李 香緋 KOF2001をベースに調整。 MAX2は転身斬崩牙。奥にライン移動した後、相手にホーミングして攻撃。入力時のボタンによって中段か下段になる。 衛氣守炮が必殺技と超必殺技でキャンセル可。 ・四条 雛子 KOF2000をベースに調整。 MAX2は大車輪ノド輪落とし。 必殺技に四股踏み、五輪突き追加。 四股踏みはチャンの覇気脚と同様の効果。 五輪突き両手を前に突き出して相手を吹っ飛ばす。 ・メイ・リー 全体的なグラフィックの描き直し。 声新録。 ヒーローモード中は緊急回避ができなくなった。 強風車脚(旧スピニングエッジ)ヒット時相手がダウンするようになった。 神獣脚(旧ゴッズテイルティンカーベル)は強制ワイヤーダメージ技になった。 HCDは発生が遅くなり、発生前、というか空キャンができなくなった。 弱チョップ空中ヒットで強制ダウン。 三連脚を強で出すとスピニングで相手浮く。 7 ■キムチーム ・キム ゼロ距離鳳凰脚のフィニッシュが、リアルバウト餓狼伝説SP同様に鳳凰が飛び立つものに変更。 飛翔脚の追加攻撃によるダメージ増加。 飛翔脚、三空撃の硬直増加。 しゃがみBがキャンセル可に。 近Cの認識範囲が減少。 ・チャン 鉄球太鼓打ちは40%の確立で大ダメージになる(この場合、チャンがダウンする)。 鉄球大回転中に214+AorCで鉄球粉砕撃に派生。 大破壊投げが4回しか叩きつけない。 MAX2は出が早くなり時間が止まった後自由に動ける。 ・チョイ MAX2は攻撃回数が4回になって終了後挑発するに変更。技の判定弱くなってるかも。 超必殺技に真!超絶輪回転突刃が復活。 鳳凰脚のダメージが減少。 遠C、飛翔脚の硬直が増加。 ■ジョンチーム ・ジョン KOF2000をベースに調整。 MAX2はNWの「残光排氣撃」。 鳳凰天舞脚の攻撃判定が上方に拡大。 空砂陣がスーパーキャンセル対応に。 狙鷲陣、猟虎陣中に攻撃をくらうとカウンターに。 流滝蹴のダメージ減少。 ・麟 KOF2000をベースに調整。 MAX2は飛賊奥義 毒手功。 蛇突牙と千手羅漢殺を追加。 飛賊奥義 乱舞・毒蛾の硬直中に反撃を受けなくなった。 斬鉄舞・那義をスーパーキャンセル対応技に。 弱飛天脚の最終段にダウン追撃判定がついた。 小ジャンプCとしゃがみCの発生速度が低下。 蛇突牙の攻撃判定が弱体化。 ・矢吹 真吾 KOF2001をベースに調整。 MAX2はコマンド投げの真吾謹製・オレ式・神塵。 荒咬みの硬直が減少。 錵研ぎの攻撃判定拡大。 真吾キックはヒット時必ずダウンするようになった。 琴月とオレ無式は発生が早くなり、弱攻撃からつながるようになった。 ■オロチチーム ・七枷 社 ミサイルマイトバッシュとMAX版ミリオンバッシュストリーム追加。 MAX2の発生が早くなった。 アッパーデュエルのガードポイント強化。 しゃがみCの攻撃判定強化。ジャンプCのめくり性能アップ。 6+Aの発生が早くなりダウンしなくなった。 ・シェルミー 避け動作が全身無敵に。また、避け攻撃(キャンセル可)が出せるようになった。 6+Bの1段目が削除された。 MAX2の移動距離が伸び、演出が変更された。 ・クリス ダメージとゲージ増加量UP。 MAX2の変身の速度が早くなり、変身時の衝撃波がヒットすると追撃可。 グライダースタンプに追撃判定、ダウン追撃判定がついた。 ノーマル版ツイスタードライブの初段になんでも判定がついた。 ■裏オロチチーム ・乾いた大地の社 新必殺技うなるだいち(УНАРУ ДАЙЧИ)を追加。強は中段技かつ必殺技キャンセル可。 弱おどるだいち、ハルマゲドンの発生が早くなった。 ・荒れ狂う稲光のシェルミー 新特殊技じんらい(ЖИНРАЙ)を追加。 新必殺技たけるみかづち(ТАКЭРУ МЙКАЖУТЙ)を追加。 6+Bの1段目が削除された。 ・炎のさだめのクリス ニュートラルモーション変更。 新超必殺技だいちをくらうごうか(ДАЙЧИ О КУРАУ ГОУКА)を追加。 弱つきをつむほのおの無敵時間増加。強は2段目がスーパーキャンセル可。 MAX2のヒット数アップ。 8 ■´97スペシャルチーム ・山崎 新必殺技ネジ込みを追加。強はガードさせると必ずガードクラッシュ。カウンターヒットでワイヤーになる。 蛇使い中段の発生が早くなった。蛇使い下段にダウン追撃判定がついた。 ギロチンの攻撃判定拡大。 ・マリー 必殺技にスタンファング、スピンヒールアタック追加。 MAX2はM.インフィニティーローズに変更。M.タイフーンは超必殺技に変更。 リアルカウンターが発生時から無敵に。 強バーチカルアローは無敵時間が増加、スーパーキャンセル対応に。 ・ビリー MAX2はコマンド入力完成と同時に当て身判定が発生。 屈C遅くなった。 6+Bヒットで強制ダウン。カウンターヒットでワイヤー。 強雀落としが新技・雲雀落としに変更。 超必殺技に紅蓮殺棍を追加。無敵確認。 6+Aは攻撃判定が弱体化し、硬直が増加。密着で出すと一段目が当たらない。 ■八神チーム ・八神 庵 超必殺技に禁参百拾壱式・折爪櫛を追加。 MAX2の演出内容を変更。 遠Dの発生が早くなった。 鬼焼きの無敵時間が増加。 屑風の無敵時間を削除。 豺華のダメージ減少。 KOF´99~2001の京との登場時の掛け合いが条件により発生。 ・マチュア デスペアーが空中でも出せるようになった。 弱ディーサイドは相手を引き寄せるようになり、ディーサイド以外の全ての必殺技以上の技でキャンセルできる。 遠Cが96仕様になり1段目、2段目ともにキャンセル可。 MAX2の発生が早くなり、強攻撃から繋がるようになった。 ・バイス MAX2は移動当て身技のカンニバルコープスに変更。 オーバーキルは超必殺技に変更。 遠Cの発生が早くなった。 アウトレイジがスーパーキャンセル可に。 ■エージェントチーム ・ヴァネッサ MAX2の演出内容を変更。 キャンセル版6+Aの2段目がキャンセル可能に。 しゃがみDがキャンセル不可になった。 マシンガンパンチャーののけぞり時間が減少。 弱ダッシュパンチャーの硬直が増加。 ・セス 空中必殺技の降月、泳月が復活。 落月、闇月の発生が早くなった。 全ての空中必殺技がどこでもキャンセル対応に。 6+Bと、6+Bからのキャンセル版6+Aがキャンセル可になった。 ・ラモン フォースオブウィルのヒット時にも引き起こしが使えるようになった。 地上ふっとばしがカウンターヒットでワイヤーダメージ。 MAX2の発生が早くなり、遠強攻撃からでも繋がるようになった。 通常技のダメージが若干減少。 ■ネスツチーム ・クーラ・ダイアモンド ラ☆カチョーラの発生が早くなりノーマル超必殺技に。 弱クロウバイツの無敵時間が増加。 遠Bは連打キャンセル不可になり、攻撃判定が弱体化。 弱レイスピン発生時の無敵削除。 ・フォクシー 新超必殺技シュレディンガーの猫を追加。 プレニルニウム、ノアの記憶の硬直増加。 知恵の樹のガード硬直増加。 JC+Dの攻撃判定弱体化。 MAX2はみつバチ。 ・アンヘル ロイヤリティテストフォーリベラリスツ(MAX版含む)が単発で発動できるようになった。 MAX2サヴァイヴァーズバンケットが相手ダウン時のみ単発で発動できるようになった。 永久不可能に(UC8A、UC8Bが空中の相手への追撃性能なし。アチョーに関しては当たる)。 近B連打確認。裏キャンまでは確認できず。 9 ■マスターチーム ・ハイデルン 声変更 ベースはKOF2001。 ムーンスラッシャー、クロスカッター、ネックローリングはタメ技に変更。 ネックローリングは投げ技に変更。 強ムーンスラッシャーの無敵時間減少。硬直増加。 ふっ飛ばしカウンターヒットでカウンターワイヤー。 MAX2は236236+AC同時押し。遠距離だと餓狼1の烈風拳みたいな波動を飛ばす。 ・タクマ・サカザキ 新必殺技三戦の型を追加。打撃防御技。技モーション中は投げ抜け不可。 MAX2虎殺陣の演出変更。 真・鬼神撃を1F投げに変更。 虎煌拳、覇王至高拳にエフェクト追加。 ・鎮 元斎 新必殺技転地酔八仙撃を追加。飛び道具を跳ね返す。 新超必殺技酒仙靠を追加。1回の使用で酔杯靠5回分の効果。 MAX2酔操炎舞の炎が発動直後から操作できるようになり、ボタンを押すことで任意に爆発可に。 ■クローンチーム ・KUSANAGI 新超必殺技千九百九拾九式・霧焔を追加。ヒット時はダウン回避不可。 闇払いの硬直減少。 3+Dの1段目がキャンセル可能になった。 ・京-1 新超必殺技朱天祓を追加。ダウン追い討ち判定あり。 6+B、蒼鬼、大蛇薙の発生が早くなった。 しゃがみDがキャンセル可になった。 MAX2は毒咬み>MAX大蛇薙 ・京-2 新超必殺技布都御魂を追加。鬼焼き強化版、追加入力でR,E,Dキック。 R,E,Dキックがしゃがみ状態の相手にヒットするようになった。 小ジャンプDのめくり性能強化。 MAX2はふっとばしと琴月のつかみあげからでかい火柱の炎邪ぽいの。技名はカグヅチ。 ■エディット ・ネームレス 声は小野大輔。 通常技は基本的にK9999。 遠D、屈D、近Dがモーション変更。遠Dはちょっと斜め上に向いてる。屈Dは普通に当てたら相手がダウンする足払いに。ただしスラも残ってる。 特殊技?近Dはやっぱり中段くさい。有利不利については不明。 新特殊技で6+B追加。JC>近C>6+B>6+Aとか繋がってた。長さも持続も優秀。 必殺技は天霧(旧砕けろォ!)以外は全てモーションとグラ変更。 早蕨(旧あっちへ行ってろォ!)があまりに隙がない。早蕨自体のグラは大きめ。見た目通りの判定かは不明。 宵月(旧割れろォ!)は頭の上から足元まで腕を下ろしながら炎が発生するグラに変更。弱強ともしっかり無敵あり? 灼鳳(旧月…)は自分を中心に炎が発生。イメージとしてはかっこいいソウルフラワー。 月…と違って前後にしっかり出る分飛び越されて発生の遅い後ろをガードされてアボンってことにはならなさそう。ただその分前方への攻撃範囲も狭くなってるっぽい。 絶影(旧てめえも往っちまえ!!)は左右に手を振るモーションに変更。 銃の部分がなくなった分本体のやられ判定も薄くなった?距離による多段化は未確認。 MAX超必殺技は回転型突貫奥義・螺旋。 MAX2は最終型抜手刀秘義・燐光。 その他についてはJが早くなってると思われる。 今現在の総評としては、鉄雄強くなったな~って感じ。 J早くなったからJCの相手への到達も早くなってるし、長めの遠Dやあっちへ行ってろ、6A、砕けろで中間距離の制圧能力がかなり高い。懸案材料だったダウンのとれる通常技もついたし、TGS現在では新キャラということもあって一番時間かけてるキャラかも。 発動中に3+D>早蕨を確認。ループするかは未確認。 ネームレスコンボ。中央で近C>6+B>6+A>弱宵月>絶影
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目次 富山市ゲームインさんしょう掛尾店 アミューズメントアズプレス 高岡市サービスエリアIN高岡 射水市トヤマレジャーランド小杉店 富山市 ゲームインさんしょう掛尾店 富山市掛尾町405番地 KOF98UM(詳細不明) KOF02(100円2クレ/CPUのみ1台/ライン配置) アミューズメントアズプレス 富山市大島1-24 KOF02(対戦台1セット/ライン配置) KOF13(対戦台1セット) 高岡市 サービスエリアIN高岡 高岡市下石瀬857-1 98UM 射水市 トヤマレジャーランド小杉店 射水市小杉町大江1243-5 98UM
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必殺技 百拾四式•荒咬み① ↓↘︎→+A ┣百二拾八式•九傷② ①〜↓↘︎→+P ┃┣百二拾五式•七瀬 ②〜 K ┃┗百二拾七式•八錆┃(フィニッシュ) P ┃百二拾七式•八錆┗(つなぎ)③ ①〜→↘︎↓↙︎← ┣外式・砌穿ち ③〜 ┣百二拾五式•七瀬 K ┃弐百弍捨弍式┗•琴月•陽(01) ③〜→↘︎↓↙︎← 百拾五式•毒咬み④ ↓↘︎→+C ┗四百壱式•罪詠み⑤ ④〜→↘︎↓↙︎← P ┗四百弐式•罰詠み⑥ ⑤〜→ 百式•鬼焼き →↓↘︎+P(01•⑥〜可) 七百七式•独楽屠り ←↓↙︎ K 四百弍捨七式•轢鉄 →↘︎↓↙︎← 七拾七式•改 ↓↘︎→+K.K 九百拾式•鵺摘み⑦(99•00) ↓↙︎←+P ┃外式•┗(虎伏せ/龍射り) ⑦〜(上/下)段攻撃を受け止める 超必殺技 裏百八式•大蛇薙 ↓↙︎←↙︎↓↘︎→ +P(H可) 百八拾弐式(99•00) (↓↘︎→)×2 伍百弐拾四式•神塵(01) 接(→↘︎↓↙︎←)×2+AC 投げ技 釟鉄 接←•→ C 一刹背負い投げ D 特殊技 外式 奈落落とし ジャ↓+C 轟斧 陽 → B 八拾八式 ↘︎ ST動作 裏百八式•大蛇薙(01=七百七式•独楽屠り) 待機中BC セクシャル•キリシマ•ダイナマイト(霧島 翔)•00 草薙の陣(草薙 柴舟)•00M キャラ別索引 KOF(99•2000•01)
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必殺技 旋風棍 P連打(UM=A連打のみ) 三節棍中段打ち① ←↙︎↓↘︎→ P ┃火炎┃三節棍┗中段打ち ①〜↓↘︎→ 強襲飛翔棍 →↓↘︎+K 火龍 追撃棍 ↓↙︎← B 水龍 D 雀落とし P(UM=Aのみ) 雲雀落とし(UM) C 超必殺技 超火炎旋風棍 ↓↘︎→↘︎↓↙︎← P 大旋風 (↓↘︎→)×2 紅蓮殺棍(UM) K MAX2超必殺技 ライアー•エレメンタル ↓↙︎←↙︎↓↘︎→+BD 投げ技 地獄落とし 接←•→ C 一本釣り投げ D 特殊技 大回転蹴り → A 棒高跳び蹴り B キャラ別索引 KOF02(&02UM)
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(ノーマル)必殺技 バックドロップ•リアル 接←↙︎↓↘︎→ P M•スパイダー ↓↘︎→ スピンフォール K ストレートスライサー① ←タメ→ ┗M•クラブクラッチ ①〜ヒット中↓↘︎→ バーチカルアロー② →↓↘︎ ┗M•スナッチャー ②〜ヒット中 M•リバースフェイスロック ↓↙︎← B M•ヘッドバスター D 超必殺技 M•タイフーン 接(→↘︎↓↙︎←)×2 K M•ダイナマイトスウィング (↓↘︎→)〜×2 M•スプラッシュローズ ↓↘︎→↘︎↓↙︎←+P (裏マリー•98UMのみ)必殺技 ヤングダイブ① ↓タメ↑ K ┣リバースキック ①〜 ┃デンジャラス┗スパイダー⑤ P M•スパイダー② ジャ↓↘︎→ ストレートスライサー③ ←タメ→ K ┗スタンファング ③〜ヒット中↓↘︎→ バーチカルアロー④ →↓↘︎ ┗M•スナッチャー ④〜ヒット中 リアルカウンター ↓↙︎← P ┃ジャーマン┣スープレックス⑤ 接←↙︎↓↘︎→ ┗フェイスロック⑤ K レッグプレス ↓↓+B 超必殺技 M•エスカレーション⑥ (↓↘︎→)×2+P ┣スピンフォール⑦ ⑥発動後↓↘︎→+K ┃┗ダブルスパイダー⑧ ⑦〜↓↘︎→+P ┣ダブルクラッチ⑧ ⑥発動後③〜↓↘︎→+K ┗ダブルスナッチャー⑧ ⑥発動後④〜→↓↘︎+K M•トリプルエクスタシー ⑥発動後②•⑧〜↓+P M•ダイナマイトスィング ⑥発動後⑤〜↓+P M•ダイビングスマッシャー 接(→↘︎↓↙︎←)×2+K 投げ技 ビクトル投げ 接←•→ C ヘッドスロー D 特殊技 ハンマーアーチ →+A クライミングアロー ↘︎+B キャラ別索引 KOF98(&98UM)